世界を見る一つの目

カラッとしたいいお天気の日が続くと、もうだいぶ昔のこととなってしまった小学生の頃の夏休みのことを思い出しますね。当然のことながら、夏休みは大好きでした。

暑い夏が好きというだけではなくて、学校に行かなくていいということが自分としてはなにより嬉しいことだったのです。ここまでは普通の小学生と同じかもしれません。

自分の場合には、どこかに行きたいという意欲というか気持ちがまったくなくて、ただ何もせずにじっと家にいるのが好きという変わった子供でした。

子供の頃から何もしたくないし、どこにも出かけたいとは思わないという子供でした。何年生の時だったかは忘れましたが、一度だけ夏休みの期間、つまり40日間どこへもでかけなかったことがありました。

毎朝、ラジオ体操をするために学校に行くだけで、それ以外は全く外出さえしなかったという記憶があります。よく言われる引きこもりの子供だったわけではないのですが、外出する理由がなかったということです。

そうした傾向が今だに続いていて、どこへも行く理由が自分の中にないのです。行ったら行ったで楽しかったりもするのですが、誘われない限りは用事がなければどこへも行きません。

ただ、最近は一つだけ行きたいところができました。それは、どこという具体的な場所ではないのですが、四方八方が大自然に囲まれていて、視界ができるだけ広がっているところに行きたいのです。

そこに行ったら、きっと自分がこの二つの目で外を見ているのではないということを、今よりももっとはっきりと感じることができるのではないかと思うからです。

誰もが、本当は無限に大きな一つの目で外の世界を見ていると気づくことができるはずです。その目は色も形もなくて、外の世界をまるごと抱きかかえているようなものです。

それこそが、本当の本当の本当の自己であるという気づきなのです。

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