開かずの部屋 その2

誰の心の中にもある開かずの部屋の中には、決して見てはならないモノが隠されていると固く固く信じ込んでいます。

そして、そこから逃れることに人生の全エネルギーを費やしてきたのです。それこそが、人生というストーリーが続いてきた理由なのです。

そうした毎日が知らず知らずのうちに、苦しみを生み出して自分を消費することになってしまったということに気づくことです。

指名手配の犯人が、長い間の逃亡生活にもうクタクタになっていることをイメージしてみて下さい。いくら逃げ隠れしても、どこまでも追手が近づいてくるのですから。

もしも、その部屋の存在を充分に感じることができるならば、それはチャンスです。今この瞬間にその部屋の方に向き直って決意をすることです。

心を静かにして、丸腰になりましょう。つまり、丸裸になって無防備な状態になるということです。そして、一気に扉を開けて、ゆっくり部屋の中へと入っていくのです。

そこには、あらゆる類の痛みがあなたを待っているかもしれません。でも決してそれを「何とかしようと思わない」ようにすることです。

どんな痛みがやってこようと、それをあるがままに受け止めればそれでいいのです。ただそれだけを心がけて、進んでいけばいいのですから。

あなたは、世界で最も恐れられているバンジージャンプに飛び込んだのですから、あとは本当に何もする必要などありません。

重力とゴムに身を任せてすべてを受け止めればいいのです。部屋の奥には、長い間あなたを苦悩させていた罪悪感の親分が在るかもしれません。

そこには、恐怖も待っているはずですが、もうすべてに明け渡したあなたは益々部屋の奥へと進んで行けるはずです。

そして好きなだけ痛みを味わえばいいのです。薄暗くて気味悪かった部屋が、気が付けば何となく明るくなったのを感じるはずです。

場合によっては、そんな部屋など初めからなかったのだということに驚きをもって気づくことになるのかもしれません。

そしてこの先どうなるのかは、ご自分で試して体感することです。きっと大きな大きな感動的な出会いが待っているはずです。

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