私たちのマインドの9割は無意識的な部分であって、残りの1割だけが意識的な部分だということは、このブログでも何度もお伝えしていることですね。
その9割の無意識的マインドにおいては、夢と現実の違いが分からないのです。というよりも、夢と現実という区分けそのものがないのです。
無意識的マインド(脳)とは、思考と感情のエネルギーのるつぼなのです。だからすべてが物語であり、それは私たちが起きて活動している間にも、ずっと夢を見続けているのです。
夜寝ている間だけ夢を見ているわけではないということ。無意識的マインドは、そういう意味で夢の住人なのです。
一方の意識的マインドの部分とは、私たちが日頃自覚を持って生きている部分であり、大多数の人は夢と現実は真反対だと思い込んでいるのです。
なぜなら、その部分とは意識を伴った思考で出来ているからです。意識的ではあるものの、常に思考をともなった生活をしているために、現実は物語だと気づけなくなっているのです。
そしてもしも、意識的マインドから思考を落とすことができるなら、そこでようやく夢と現実は同じ思考の産物だと気づくのです。
そのとき初めて、過去と未来にエネルギーが発散することなく、すべてのエネルギーが今この瞬間へと凝縮するのですね。