時間の流れ

今もまだ残っているかもしれませんが、以前はビデオを見るにはVHSが主流でした。今ではそれがDVDという円盤状の媒体になり、そして最近ではブルーレイというものに変わりつつあります。

あの媒体の中に数時間分の映像や音が収録されているわけです。私たちがその円盤状のものを見るときにはその内部に時間があるとは見ません。

円盤はただの円盤に過ぎないと分かっています。ところが、特殊な再生機械であるプレーヤーにかけると、時間と空間の中で物事が起きているように見えるのです。

本もそうですね。自伝などを読んでいると、その人の一生分の時間の経過がそこには盛り込まれています。しかし、本は本に過ぎません。

つまり、時間や空間というものがあり、そこで何かの事象が起きているという認識は、私たち自身の内面にのみ存在するということです。

時間は過去から現在を通過して未来へと止まることなく流れているというように感じるのは、心の中での認識に過ぎないのです。

敢えて言えば、DVDを鑑賞した時間の全てがその媒体の中に全部凝縮されているということです。時間の流れではなく、一瞬でしかありません。

私たちのこの現実も本当は同じことが言えると考えることができます。時間の流れは本当はなくて、一瞬にすべてが起きていると考えられるのです。

ということはこれから起きると思っている未来はもうこの世界の事象を全部含む無限とも思える容量を持った大きなDVDの中に納まっているのです。

未来は不定なのではなくて、すでに決まっているということです。それならあくせくすることなく、ただ喜びや楽しみを満喫するだけでいいと分かります。

こうした気づきは人生をより豊かな気持ちで過ごすことができるようにしてくれます。人生にまつわる様々な不安や恐れからも開放してくれるのです。

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