自我を見守る

自我にとっては、それが何であれ戦うということが自分の存続にとって必要不可欠なものだということを知っているのです。

戦う相手、あるいはターゲットというのはそれぞれ人によって千差万別です。たとえば、目標を設定してそれに向かって進んでいくのも一種の戦いです。

それは目標に到達するということが戦いのターゲットになっているわけです。到達するまでのプロセスがあれば、自我は安泰なのです。

または、戦いの相手が人間になる場合もありますね。人類の歴史を見れば明らかなように、戦争が絶えない理由はここにあるのです。

戦争のような大規模なものでなくても、誰かを嫌いになってその人を攻撃したり、蹴落としたりして自分が勝利することが快楽にもなるのです。

そしてもちろんその戦いのプロセスが続いていく限り、自我はやはり安泰だと感じるのです。

よってどれほど世界平和を唱えたところで、自我の本性を知ってしまえばそれがどれほど無意味なことであるか分かるのです。

世の中からあらゆる争い事を無くそうとするなら、まずは自分の自我をしっかり見守ることから始めなければなりません。

すべての問題はこの世界の中にあるのではなく、私たちの内側にある自我の仕組みから起きてくるのですから。

そのことに深く気づいた人から、自我を見守るという生き方をすることになるのだと思います。

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