自分のことがどうにも嫌いで仕方がないと感じてる人がいます。場合によっては、自分を憎んでいることだってあるかもしれません。どうしても、自分を肯定できずに悩んでいる人も沢山います。
でも実は、自分のことを否定的に捉えていない人の心の中にも、同じように自分を嫌っている部分が隠されているのです。要するに、表面に露出しているか、隠されているかの違いなのです。
で、自分のことを許すことができない人にとって、朗報なことがあるのですが、それは隠されていない分だけ、一生懸命捜さずに済むということです。
自分のことを好きと思っているのに、深いところに自己嫌悪が隠されている場合には、時間も労力もかけて、それを深いところまで見に行かなければならないのです。
自分のことが嫌いという人は、そんな無駄な労力を必要としないのですから、癒しにおいてはとても有利なのです。ただし、方法を間違えると面倒なことに巻き込まれてしまいます。
自分のことを認められずに、悩んだ末にどうにかして、自分のことを好きになる方法はないかと探す人がいます。どうしてなのか、そういう内容の本でも読んだからかもしれません。
けれども、自分のことを努力して好きになろうと思ったって、土台無理な話しです。あなたは、職場にいる大嫌いな上司を好きになろうと努力して、好きになれると本気で思いますか?
やり方を間違えないことです。もしもあなたが、自分のことを嫌っているのなら、その嫌いという気持ちをまず第一に受け止めてあげることです。
嫌いなものは、嫌いなのだからとことん嫌わせてあげることです。好きにならねばならないなどと、変な考えで無駄なエネルギーを費やす必要はありません。
つまり、嫌いだということをしっかり認めてあげるのです。嫌いでいいと自覚することです。変な自分への慈悲など必要ありません。大嫌い!でいいのです。
大嫌い!をとことん言わせてあげると、今度はようやくその下に隠れていた悲しみや惨めさが顔を出してきます。そうしたら、今度はそれをそのまま受け止めてあげるのです。
そして思い切り泣いてあげることです。そんなことをやってる間に、あなたはきっと何かがふと変化していることに気づくことになるはずです。