思考は今と関われない

あなたは今この瞬間、自分自身の状態に気づいているでしょうか?たとえば、今どんな気持ちでいるのか、あるいはどんな感情を感じているのか、またどんな気分でいるのか?などです。

もしもこうしたことに、しっかりと気づいていないとしたら、それは意識的ではないということ、つまりほとんど無意識で生きているということになってしまいますね。

それは、人間で言えば赤ちゃんや幼児と同じですし、動物と同じだと言ってもいいのです。あなたが今生でどんな人生を送ろうと、動物に生まれ変わるということはあり得ません。

けれども、人間として生まれて来て、あたかも動物のように自分に対して無意識的に生きているということはいくらでもあり得るということです。

人間である証しとは、何はなくとも意識的であるということに尽きるのです。セッションにいらっしゃるクライアントさんの中には、自分の怒りにほとんど気づかずに生活している人もいます。

人から何かを言われても、そのときには何も感じずにいて、一晩経ってからようやく、自分は腹が立っていたのだと気づくということだってあるのです。

常に今の自分に意識を向け続けることができたら、無意識的な生き方から脱却することができるのです。街を歩いているなら、歩いていることに注意を向けるということです。

誰かと会話を楽しんでいるなら、会話を楽しんでいる自分に意識を向けているということです。これは、実は簡単なようでいて、なかなかどうして難しいことなのです。

なぜなら、私たちのマインドというのは決して今にいることができないからです。常に、過去や未来へと飛んで行ってしまっているのですから。

マインドに今現在を知ることは不可能なことなのです。このことは、何度でも自分に思い知らせる必要がありますね。言葉を変えれば、思考は今と関わることができないのです。

いつも、あなたの身体の様子、身体からやってくる感覚、自分の気持ち、感情、気分、そうしたことをありのままに気づいていることです。

あなたが注意深くいることができるなら、もう自分を騙すこともできなくなり、自分に対して正直でいるように自然となって行くのです。

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