あるがままが美しい

以前セッションの中で、よく信頼について話す機会があったのを思い出しました。セミナーやこのブログでも、信じることと信頼とはまったく違うということを言ってきたと思います。

誰かを信じるという場合には、信じる対象となる人の方に、信じるに足る何かがあるのです。しかも、自分にとってその人は信用できるということですね。

だから、他の人にとってはその人はもしかしたら信用することができないということだってあるかもしれません。つまり、信用するためにはそれなりの理由があるということです。

一方、信頼というのは対象となる人が持っている属性ではないのです。信頼する主体側の何かなのです。対象となる人に何か説明できる信頼の要素など必要ありません。

というよりも、信頼にはこれといった理由や原因となるものもないのです。だからこそ、言葉で信頼について上手に説明することが難しいのですね。

私の個人的な体験として言えることでしかないのですが、この仕事をするようになって初めて、私はどうやら人を信頼するという経験ができるようになったのではないかと思うのです。

私のどこかで、クライアントさんに対して信頼しているところがあるのです。当初ははっきりとは気づけていなかったのですが、今ならよく分かるのです。

出来る限り、その人のあるがままの姿を見ようとすると、それに伴ってその人への信頼が湧き上がってくるように感じるのです。だから、信頼にはどんな努力も必要ありません。

あるがままがどんなものであろうとも、そのあるがままということ自体が素晴らしいという思いがあり、それが信頼と結びついているような気がするのです。

本当にあるがままの姿というのは、人を感動させる何かを持っているし、それはこちらの心構えによって見えて来るものなのですね。

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