あなたは、自分の生き方をどのような基準で選択するでしょうか?一番いいのは、そうしたいかどうかということをまず優先的に見るということです。
それが正しいことなのかどうかとか、常識的にみてどうなのかとか、人により認めてもらいやすいかどうか、あるいは価値があるかどうか等々…。
こういったことを気にして生きるのであれば、いつかはそのつけがやってくるはずです。言葉の誤解を恐れずに表現すれば、真の正しさとは自然かどうかということなのです。
自分がそうしたいかどうかは自然なことですね。誰かに強制されたわけでもないし、自分の内側から自然発生的に起きて来るものだからです。
自然であること、これはほとんどエネルギーを使わずに済むのです。不自然なことほど、それを維持するためには相当なエネルギーを浪費してしまいます。
不自然さは、自然に逆らっているために、その状態をエネルギーによって強引に堅持しなければならないからです。もしも、あなたの内面が疲労しているのなら、不自然な生き方をしているという証拠です。
自然でいれば、おのずとリラックスするはずですね。なぜ不自然な生き方になってしまうのかというと、自然のまま、自分自身のままでいいということが分からないからです。
自然のままでいたら、自分は沈没してしまうと信じているのです。だから、不自然とも言える無理な方法を使ってでも、不安を安心に変えようとするのです。
人間のマインドに不安があるのはごく自然なこと。孤独感も同様に自然なことです。なにせ、人間だけが自分は個人だと思い込んでしまったのですから。
それこそが、私たちが不自然になってしまったたった一つの究極の理由です。自然であることと闘わずにいて、自然の芳香を味わってみるのです。
どれだけ不自然に生きてきてしまったかに気づくことになるかもしれません。そうなったらチャンス到来です。自然の流れに気づいて、ただそれを見ていることができるなら、もう自然と調和したということです。