セッションにいらっしゃるクライアントさんの中には、占いが大好きな人が結構いらっしゃいます。特に女性の場合が多いかもしれません。
占いとは確かに不思議なものなので、私もそれなりには興味がないではないのですが、何で当たるのか考えたことはありますか?
実際に、相当の確率で当たることは周知の事実のようですね。勿論偽物の占い師も沢山いるでしょうから、そういうのは別として…。
占いが当たる一つの理由として考えられるのが、私たちのマインドは予想がつくというのがあります。マインドとは思考の塊りであって、思考そのものは常に古いものだからです。
思考は過去から成り立っているために、全く新しいものを生み出すことはできないのです。だからマインドの行動を予知することは意外と可能なのです。
単純な人の行動パターンはすぐに見破られるのですが、そうでなくても所詮はマインドなのです。だからこそ、予想が的中してしまうのです。
ということは、マインドが落ちてしまった覚者、光明を得た人を占うことは難しいのです。実際、かつて仏陀のところに有能な占い師が会いにいったという逸話が残っています。
その占い師は、自分の技術をフルに動員して仏陀を見抜こうとしたのですが、そうすればするほど、皆目占うことが不可能だという結果が出てしまったのです。
それで困ってその占い師は仏陀にどうしたことかを問うたところ、仏陀が言うには、自分のすぐ未来のことも分からない。まったく予想できないので、占うことができなくて当然だと言ったそうです。
予想がつかない人って魅惑的ですね。占いが当たらない存在になりたいものです!