相手の反応に惑わされない

人とのコミュニケーションにおいて、繊細な人、あるいは不安を強く持っている人、そしてその両方に該当するような人の場合ほど、自分の発言よりも相手の反応に重点を置いているのです。

つまり、バランスの悪い人ということになりますね。コミュニケーションには、主体としての自分からの発言と、それに対する客体、つまり相手からの反応とがあります。

一般的には、自分の発言と相手の反応が50対50であることがいいとされていますが、私は個人的には80対20くらいでちょうどいいと思っているのです。

つまり、自分の発言に重点を置いて、相手からの反応にはあまり頓着しなくていいということです。このように書くと、何だか自分勝手な空気読めない奴のようになれ、と言われている気がするかもしれません。

けれども、こう言うにはそれなりの理由があるのです。それは、相手からの反応というのは、自分には無関係だからなのです。

私たちは、普通自分の発言が原因となって、それに対して結果として相手の反応があるのだと思い込んでいますが、本当はそうではありません。

相手の反応というのは、相手自身のそれまでの人生の総決算として独自の反応を返してきているのであって、自分の発言は単なるきっかけに過ぎないということです。

繰り返しますが、自分の発言は相手の反応を起こすきっかけに過ぎず、相手がどのように反応するかは、相手の過去の中にこそ原因が潜んでいるということです。

だから、相手がどのように反応しようと、自分には本当のところどんな責任もないということです。もしも、あなたが本当に伝えたいことを相手に言って、その結果として相手が憤慨したとしても、あなたにはどんな責任もないということです。

繊細で、大きな不安を抱えている人ほど、相手に否定されたくない、嫌われるのが怖いと思っているために、相手の反応にばかり神経を使うことになってしまうのですが、それはとんでもないお門違いなことだと気づくこと。

相手の反応に一喜一憂する面倒な人生から卒業して、気持ちよく無防備に言いたいことを発信できる人生へと転換できるといいですね。

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