人生を重苦しく感じながら生きている人がいれば、その反対に気楽な気持ちで生きている人もいます。気楽な人の特徴は、過去や未来にあまり関わらないということ。
過去を悔やんでみたり、未来を憂いてばかりしていれば、必ず気楽ではいられなくなってしまうのです。思考が活動できるターゲットは、過去と未来だけなのです。
考えて考えて、堂々巡りをすればするほど、重苦しさがやってきます。そうして、深刻さの虜になってしまうのです。気楽さとは深刻さとは無縁です。
お気楽に生きている人に対して、いい加減過ぎると否定する人もいますが、そういう人に限って、深刻に考え事をしていればそれだけ真剣に生きていると勘違いしているのです。
真剣さとは、深刻であることと何の関係もありませんし、かえって気楽な状態である方が、不純物を含まずに真剣に向き合うことができるのです。
真剣さとは全一であるということ。そして、マインドと同化すればするほど、深刻さは増すことになるのです。マインドは、他人のことを笑うことはできても、自分を笑うことはできません。
深刻さが邪魔をするからですね。逆に、マインドとの同化が薄れてくれば、つまりマインドとの距離を感じることができればそれだけ、自分を笑えるようになるのです。
自分のマインドの浅はかさ、深刻ぶっているバカバカしさに気付くとき、きっと大笑いすることになるはずです。