無頓着の勧め

自分のことが好きではないという人が結構いるものですね。人生という物語を生きていく上で最も身近な存在である自分が嫌いと感じるなら、それは生きづらいはずです。

だから自分のことを好きになりたいと願うのは当然のことかもしれません。いついかなるときも、決して離れることがないのが自分なのですから。

で、何とかして自分を好きになろうとするわけです。自分を愛するようになるためには一体どうしたらいいのだろうかと考えるのです。

セラピーを受けるのも一つの方法かもしれません。自分のことを好きになれないとしたら、その原因はたった一つしかありません。

それは、自我が育っていく間に、どのような自己イメージを作り上げていったかということに尽きるのです。それは、周囲からどのような扱いを受けて来たかということを意味するのです。

幼い頃に信じ込んでしまった自己イメージは、そう簡単には修正することはできません。なぜなら、それを払拭しようとして頑張って来たからです。

その頑張りは、投資となって本人を圧迫するからです。そのことにこだわりを持つようになるからです。無頓着ではいられなくなるのです。

その点に着目すれば、自分を好きになろうと努力する代わりに、そのことに頓着しないようになることの方がいいと分かります。

言葉を変えれば、自分への興味、関心を持つ結果として、自己愛かもしくは自己嫌悪かのどちらかが生まれるということです。

本当はどちらも不要なのです。自分へのこだわりがなくなって、無頓着になれればそれが究極の癒しだと分かればいいのです。

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