知識と知ることを見分ける

ほんとうに真実を知りたいと思う人に求められる第一の誠実さは、

”自分自身で知っているもの”と”ただ受け売りで知っているもの”をはっきり見分けることだ。

そして借りものは何であれ投げ捨てるのだ!

それはすべてがらくただ。

他の誰かの体験に知識の上でよく通じるよりも自ら無知であるほうがよい。

by osho

 

クライアントさんとのセッションで、いつも基本に置いてもらいたいことは、誰の言葉もそのままに信じてはいけないということです。

信じることと信じないことは1つものです。どちらも全く自己検証していくという態度を放棄してしまうことになるのです。

それはまったくもって楽な道ではあるのですが、それではどんな気づきもやってきてはくれなくなってしまうはずです。

肯定も否定もせずに、じっくりと確かめていくということです。そして、実はもっと問題なことは、単に信じていることを知っていることと混同してしまうこと。

もともと知識とは信じている情報のことを指すのです。だから知識が豊富であるということは、真実から遠ざかってしまうことになりやすいのです。

真実への最短の道は、自分は何も知らないという事実に気づいていることです。瞑想中に、記憶へのアクセスをしなくなったときに、そのことを知ることになるはずです。

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