私たちは、二つの言葉としての愛と憎しみを落とすべきだ。
私たちは「愛憎」というひとつの言葉を創るべきだ。
私たちは、二つの言葉としての昼と夜を落とすべきだ。
私たちは「昼夜」、「生死」というひとつの言葉を創るべきだ。
そのほうがより真実で、より現実に近い。私たちの分割は偽りだ。
by osho
通常私たちは、愛と憎しみを互いに対局にある全く別のものだと見なしているのですが、それはコインの表と裏の関係だということです。
善と悪のように、対比してみてしまうのですが、それらはペアなのです。つまり、片方だけで単独に存在することはできないということ。
エゴはそのことを知らないのです。他人から褒めて欲しいと願っている人は、褒められたらその裏側にけなされるがもれなく付いて来ることに気づかないのです。
だから幸福を求めている人は、幸福が手に入った瞬間に、不幸も手に入れているということに気づくことができないのです。
いつも表裏一体だということに気づいていられるなら、歓喜したり絶望することから解放されるのです。誰かを信じるとき、同時に信じないも合わせ持っているのです。
だから信じることからも信じないことからも遠ざかっていて欲しいのです。善でも悪でもなく、正でも不正でもなく、幸不幸でもない、ちょうどその中間にあるものが意識なのですね。