ここ以外の他のどこかなんてない。どこにも行き場がない。改善の余地など全くない。それが分かるとどうなるだろう?
めっちゃ無駄な努力をしてきたなあという、呆れた状態になるのです。一生懸命瞑想を続けていれば、いずれは覚醒するかも知れないと。
覚醒してしまったら、自我が作り出すあらゆる苦しみ、悩み、そう言ったものから完全に解放されて、死ぬまでマインドは静かなままになる。
この思い込みが、これまでの人生で一番バカバカしい考えだということに気づいてしまいました。本当にしょうもないのです。
それ以外でも、今のままではダメだ、このままでは不満があるし、もっといい状態に持っていけるはずだと。
ずっとそんなことをどこかで考えていたような気がします。それが日々生きるエネルギーとなっていたような。
だって、昨日までの自分と全く同じではつまらないじゃないですか。ほんの少しでも進歩しなければ、時間がもったいないと。
生きている意味がないじゃないかと。けれども、改善するものがそもそもなかったと気づいてしまったら、アレってなってどこかで安堵が起きるのです。
不可能に挑戦していたことに気づいたら、あとはほっとして全てを放っておくしかなくなるのです。これって完全な自由ですね。
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