感情を味わうことが人生を助ける

きっと多くの人は体験したことがないので知らないことだと思うのですが、充分に感情を味わい尽くすと、えっ?と思うようなことが起きます。

それは例えば、どれほど自分に言い聞かせても変えることができなかったことなどが、勝手に変わっていくのです。

自分の考え方の癖や生き方など、それがどれほど不便で理不尽なことであったとしても、簡単には変わらないのが人間の常ですね。

つまり、理性ではどうしようもないことを私たちは知っています。ところが、まったく関係のないと思われる過去の感情をしっかり味わうだけで、変化は勝手に起きてくるのです。

それはとても不思議な感じがするはずです。例えば、私自身の経験で言うと、自分は悪くないという幼い頃の怒りを何度も味わったことがあるのです。

その結果、翌日には人との間に作ってしまっていた対立が勝手に取れてしまったのです。もちろん、取れるまではそんな対立があったことも知りませんでした。

あるいは、得体の知れない過去の感情をただ味わっただけで、それまでより自然体でいられるようになったことがありました。

その結果、歩く速度がゆっくりになり、前のめりだった体の重心が、踵の方へと移動したのを感じたことがありました。

このように、その感情を味わったことと、その結果にどのような関連性があるのかはすぐには理解できないくらい不思議なのです。

けれども、実際にはじっくり見つめていくと、そこには確かに関連性があると分かるのです。

そして、考え方や思い、あるいは生き方を頑なにしてしまっている張本人は、感情だったと言うことが分かったのです。

思考をぐるぐる巻きにして、岩のように硬いものにしていたのは感情だったのです。だから、理屈抜きに感情を味わうことがとても大切なことなのだと気づいたのですね。

3 Replies to “感情を味わうことが人生を助ける”

  1. 本当にタイムリーなお話ありがとうございます。最近、理解されない、理不尽だとおもわれる、現象が起こり、怒りと虚しさ、悲しさが吹き出てきて、立つのも辛い状況が続いています。(その時の相手は、深く人の痛みを理解しようとしない相手であることが多々あります。エネルギーを増すための意図された設定?と感じられます。)感情を感じる意味についてなんとなく「そうなのかな」と思っていましたが、次の段階に進むために、出てきた感情を、逃げずに、正面から感じ切ることで、そこにスペースができ、それにより、起こったことへの理解が入り込んで来るのかなと思っています。また、内面なバランスを取るために、エネルギー的な調整が感情を吐き出すことで為されているようにも思われますが、いかがでしょうか?

    1. ご返信ありがとうございます。
      日頃から、「こうではないか?」とおもうことがあるのですが、確信(ハラ落ち)に至らず、モヤモヤしていたのですが、こう言っていただけて、ハラ落ちもしましたし、今日圧倒されそうなまでに感じていました感情も収まり、落ち着いています。いつも、核心を突いたお話ありがとうございます。これからも拝読させていただきますので、引き続きよろしくお願い致します。

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