セラピストの仕事を始めて何年か経ったころ、自分がやってきた心理療法がどれだけクライアントさんの癒しに効果があるのかということに疑問が出てきたのです。もっと言えば、癒しが進んで行けば行くほど、今度は個人であるということからくる根本的な苦しみが表面化してしまうという矛盾に出会ったのです。
そうした壁にぶつかってしまったときに、自己探求による真の癒しがあるということに気づいたのです。それは、直接的に癒しを進めるということではないのですが、自分の本質に目覚めることによって、人生を物語として見る視点に気づき、個人という分離した自分から解放されることなのです。
こうした一般的な心理療法とはまったく異なる真の癒しについて、HPの中心に据えるよりもブログという形にして、みなさんとシェアするほうがいいかもしれないと思ったのです。なぜなら、それはあまりにも荒唐無稽で捉えどころがなく、文章だけでは非常に分かりにくいだろうと考えたからです。
したがって、このブログの内容について、自分には不向きだと感じる場合には、スルーするようにして下さい。なぜなら、このブログは正しいことを伝える場ではないからです。内容の正しさを議論するつもりもありません。そのことをご理解の上で、ご自身の判断でお読み下さい。
当たり前になっている既定路線に対して、問いかけ続けること。そのために、毎日気が付いたことなどを徒然なるままに書いていこうと思います。ほんの少しであっても、みなさんの気づきに役立つことができたらこんなに嬉しいことはありません。