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~催眠療法~ ヒーリング オフィス ルシッド(東京吉祥寺)

 催眠療法との出会い…
 本当に多くのクライアントさんとの数え切れないほどのセッションを通じて、多種多様な心の問題、悩み、病理が誰の心の中にも宿っていることを知りました。そして、当オフィスにいらっしゃるみなさんは、大抵以下のような状況を何とかしたいと思って催眠療法を受けに来られるのです。

  • 誰にも相談できない問題があって、それを人知れず何とか治したい。
  • 自分が抱えている問題を人に打ち明けても本当には理解してもらえない。
  • 病院に行くほどではないけれど、気になって仕方がないことがある。
  • 沢山の心の本を読んでみたけれど、頭で理解できるだけで少しも自分を変えることに繋がらない。
  • 精神科や心療内科でずっと薬を処方してもらっているけれど、いつまでたっても改善のめどすら立たない。
  • 病気というほどではないけれど、長い間苦しんでいる心の問題を持っている。
  • 占い師、超能力者、霊能者などのところに通ったが思ったような結果が出ない。

 そして最後にたどり着くのが催眠療法(ヒプノセラピー)ということなのかもしれません。催眠療法は魔法のような万能な療法では勿論ないのですが、場合によっては期待以上の効果が出る場合もあります。それは誰もが心の奥深くに持っている感情に直接働きかけることができるからなのです。

 催眠状態になると、人は感情をしまいこんでいる潜在意識の錠を緩めることができるようになります。そして普段では決して触れることがなかった過去の感情を味わうことによって、大きな癒しが起こってくるのです。どんなに努力しても、薬を飲み続けても、本を読んで知識を身につけても、なし得なかった変化が起きる理由はここにあります。人の行動や考え方を縛ってコントロールしているのは、心の奥にしまいこんでいる感情だからです。

 催眠療法というとすぐにある種の暗示療法のようなものを思い描く人が多いようですが、最も効果の出る催眠療法は、上記のように感情や情動を扱う退行催眠なのです。勿論、ご相談の内容によっては、暗示療法あるいはイメージ療法として催眠状態を利用することもありますが、中心となる催眠療法は、年齢退行や、過去世退行(前世療法)と言われるようなセッションになります。

 今抱えている問題を改善しようとするのに、なぜ過去にさかのぼるのか不思議に感じるかもしれません。極度のあがり症を治したいのに、鬱症状を軽減したいのに、対人関係を改善したいのに、なぜ過去のこと、特に幼少期のことを催眠状態の中で思い出す必要があるのでしょうか?それは現在の心の問題の起源のほとんどが子どもの時に溜め込んだ感情に由来するからなのです。

 日常の生活の中でなるべく理性的に生きようとしている我々にとって、自分の過去の感情と向き合うことはとても苦手なことになってしまっていると言えます。無意識的に感情を抑える癖がついてしまっているのかもしれません。これはいくら頭で考えて力んでも簡単には変えることができません。催眠療法の強みは、人前で泣くことなど考えられないような人の場合でも、理性のコントロールから解き放たれて、ごく自然に感情を味わいやすくしてくれることなのです。

 催眠への誘導…
 初めて催眠療法を受ける方は、どんなことをされるのか少し不安に思われるかもしれませんが、人為的に催眠状態に誘導するのには、それほど大した作業が必要なわけではありません。実際のセッションでは、たっぷりと時間をかけてカウンセリングを行い、ゆっくりとお話を聞かせていただきながらクライアントさんの反応や感性を見極めて、クライアントさんに適した誘導方法を選ぶようにしていますので、安心して受けていただけます。

 また自分が催眠状態になれるのかどうかを不安に感じる方が多いのも事実です。しかし、クライアントさんご本人が何らかの理由で誘導を拒絶するような場合を除けば、すべての人が催眠に入ることができます。誘導はクライアントさんの様子を見て丁寧に、場合によっては時間をかけて行っていきますのでご安心下さい。

 退行催眠の中で…
 催眠療法のセッションでは、過去のことを思い出していただくという形で進めていきます。日頃から頭のどこかにあった過去の記憶を思い出すだけでいいのです。全く今まで忘れていたことを急に思い出すということではありません。それでも幼少期や乳児期、場合によっては胎児期にまでさかのぼることもあります。記憶としてはなかったことでも、イメージという形で頭の中に浮かんでくるものを一緒に見て行くことで、事実を思い出すのと同様の効果があるのです。

 自然に頭に浮かんできた記憶を思い出しながら、その時の廻りの情景や自分の気持ちなどを説明していただくうちに、自然とその時の感情を味わっていくことになります。また、何も頭に浮かんでこない場合でも、セラピストが様々な誘導をしていきますので、クライアントさんは大船に乗ったつもりでただゆったりとリクライニング・チェアに身を委ねていればいいのです。

 催眠中でも勿論普通に意識がありますので、何か気になることがあったり、トイレなどに行きたくなったらいつでもセッションを中断することができます。セッションは通常1時間くらいで終了します。

 催眠療法の後で…
 セッションの効果は、その場でも起こりますが、実際の変化に気づくのはセッション後しばらくしてからであることが多いのです。それは日常の生活を送る中で、じわじわとした実感としてやってきます。そのため、通常は最低でも一週間程度あいだを空けてから次の催眠療法を受けることをお勧めしています。場合によっては、セッション後身体に軽い変調が起きることもありますが、好転反応ですので心配する必要はありません。



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