この宇宙、この現象界の特徴はどんなものであれ、生まれてそして消えていくということです。あらゆるものがその法則の中にあるのです。
夜空に輝く星々にも一生があるというのをご存知ですか?宇宙空間にあるガスの密度が高いところが集まって、星が形成されるらしいです。
それが恒星といわれる太陽のような星です。内部では核融合を起こして光り輝くのですが、それもいずれは燃料切れとなり最期を迎えます。
その時に散って行った粒子がまた次の星の生成の原料となることを繰り返しているのです。
私たち人間も当然生まれて、そして生きて、いずれは死ぬことになるのです。この法則は絶対ですね。
ところがこのたゆまぬ循環運動から逃れて、一切の変化をしないものがあるのです。それが「無」です。
「無」はそういう意味では最強であって、空間も時間も作用することができないし、この宇宙の生死の法則からも逃れているのです。
それはそうですよね、何も無いのですから。けれども、宇宙の生死という現象が起こる土台のようなものが「無」なのだろうと感じています。
そしてそれだけが永久不滅であり、それだけが真実なのだと感じますね。そこに想いを馳せてみて下さい。きっと何かを気づくきっかけになると思います。