プレゼントという文化

考えてみると、プレゼントという概念というのは、もしかしたら人間に特有のものかもしれないですね。

他の動物には、プレゼントするという文化は見当たらないのかも。だからプレゼント、贈り物というのは人間らしい営みの一つとして捉えられます。

誰であれ自分が欲しいと願っているものをプレゼントされたら、それは本当に嬉しいし、感謝の気持ちも出てきます。

けれども、特に欲しくないものをプレゼントされた場合はどうでしょうか?ここで二つの反応があると思っています。

欲しいかどうかは別として、相手が自分にプレゼントをしようと思ってくれるその気持ちが嬉しいという反応。

そしてもう一つは、欲しくないものをプレゼントされるのはあまり好ましいとは感じられないという反応。

この両者の反応の違いは一体どこからやってくるのかは定かではありませんが、一つはっきりしていることがあります。

それは、なんであれプレゼントされたら嬉しいという人は、率先して人にプレゼントをしたいと思う人であるということ。

同様にして、欲しくないものをプレゼントされても嬉しくないと思う人は、人にプレゼントすることに苦手意識を持つようになるということ。

あなたはどっち派ですか?どちらでもいいのですが、本当に相手の気持ちになれる人は、プレゼントを自己満足の道具にはしないものですね。