優れた教育環境って何?

事務所の近くにどうやら子供の英才教育をする場所があるらしくて、その建物に入っていく親子も、出てくる親子も雰囲気が違うのです。

どこかいいところのお坊ちゃんお嬢ちゃんのようなオーラを纏っていて、お母さんもお父さんも装いが目を引きます。

きっとドレスコードがあるのでしょうね。今日も、小さな男の子と若いお父さんとお母さんの三人連れが、その建物に入っていくのを見ました。

全員が黒のスーツを着ていて、その男の子も似たような服を着せられていました。彼にとってそれが嫌でなければいいのにと思ってしまいます。

きっと高額の費用がかかるのでしょうから、庶民には縁のないところですが、ああして手厚く育てられたら、子供にとってはいいことだと思いがちです。

けれどもそれは本当の所はわかりません。人生で大切なことは、どれだけ自然体で生きられるかということだとしたら、少し疑問が残りますね。

子供に優れた教育環境を与えてあげられるのは、もちろん素晴らしいことですが、それが子供の負担になったり無理を強いるようなことのないことを祈るばかりです。