何ものにも影響を受けない

日本という国は、誰もが知る災害大国ですね。毎年今くらいの季節になると台風が次から次へとやってきて、その度に甚大な被害に遭うのです。

また日本列島そのものが火山列島なので、地震は起きない日がないのです。いつ大地震が来てもおかしくない。

私自身も子供の頃には川のすぐ脇に家が立っていたのですが、その川がちょっとした集中豪雨でも氾濫してしまうのです。

台風のシーズンになると、床下浸水は幾度となく起きるし、場合によっては床上浸水(1メートル)も体験したことがあります。

もちろん子供の自分はあまりに危険な時には避難していて、一番ひどい状態は見ていないのです。

けれども、水が引いていった後部屋の壁に浸水した泥水の跡が生々しくついているのを見て、驚きを隠せませんでした。

中学2年生の時に、川幅を拡張するということで強制的に立ち退きをさせられることになって、今の家に引っ越してきたのです。

新居を探す時に父親が一番に気にしていたことは、絶対に水害が起きないところに住みたいということでした。

実際父親の会社も同じ川の近くに立っていたので、幾度となく製品が全部水に浸かってしまって、会社自体が潰れそうになったこともありました。

そんなこんなで、水害は私の子供時代にとってはとても厄介な問題として認知されていたのです。

だから台風による災害のニュースを見るにつけ、他人事とは思えないのですが、そんな時ほど見守るということを実践するチャンスだと思うのです。

そうすると、自分の中に何が起きようと決して傷つかない、影響も受けない部分があるということを感じられるのです。

ピンチの時ほど是非実践して欲しいと思います。