この仕事を始めて5年くらいが経った頃のことだと記憶していますが、どれほど心の癒しを進めて行っても、所詮は満たされることはないと気づいたのです。
確かに、癒しによって不自然な生き方が少しずつ自然なものへと変化していくのは、何度も見せてもらいました。
加えて、不自由な人生に徐々に自由の感覚がやってきて、生まれて始めて無邪気な自分を見つけることができた姿も見せてもらえたこともありました。
そんなクライアントさんの変化を見ることで、セッションは無駄ではなかったと思えるのですが、一方で常に自分に突きつけられていることがあるのです。
それは真実を見ることをおざなりにしていていいのか?ということ。ほとんどのクライアントさんはそんなことには興味を持っていないのも知っています。
自分自身についても、クライアントさんと比べてもほとんど違いはないのです。1日のほとんどは自我として生きてしまっているのですから。
けれども、ここにきてどうしても真実を見る側へとシフトしていかざるを得ないような感覚がやってきているのです。
それほど特筆するようなことでもないのですが、これからの道もきっとおおよそ決まっているのでしょうね。
歳を重ねて行った末に、自分の人生がどのように変化していくのか、ちょっとした興味があります。それがセッションにも影響することになるのかなと思っています。