問題行動は助けになる

このブログでは、何度も繰り返して「問題行動」について散々書いてきましたが、あらためて「問題行動」とは「問題視してもらうための行動」のこと。

幼い子供が、親に対して自覚があってもなくても何らかの不満を抱えているときに、それを直接表現できないとそれを行動で表現しようとするのです。

言葉で表現すれば、私のことだけを見ていて、私の気持ちをもっと分かって、私は寂しい、私は◯◯して欲しい…。

こうした明確な思いになっていなくても、つまり子供自身がそのことをはっきり自覚できていなくても、心の不具合を伝えたいということです。

私の場合は、「自家中毒」が常套手段でしたね。何も悪いものを食べていないのに、吐いて発熱して、お腹が痛くて下痢してという状態になるのです。

何も吐くものがないのに、繰り返し黄色い胃液ばかりを吐いていたのをしっかり覚えています。あれは、ネガティブな感情のエネルギーを物質化したものを吐いていたのだと。

もしもあの時に、自家中毒を発症していなければ、もっと多くの否定的な感情のエネルギーを溜め込んでいたことになるのです。

そういう意味では、問題行動はそれなりの助けにはなっていたということです。本当にひどい環境では、子供は問題行動すらできない可能性がありますね。

考えただけでも悲しくなってしまいます。大人になってもそれなりに問題行動を起こしている場合がほとんどですので、その自覚が出来ると癒しへのきっかけになるでしょうね。