この世界には、何一つ否定できるものはない、という感覚を持っていると、もう何があっても大丈夫という気持ちになれます。
大丈夫というよりは、「○○でもよし!」という感覚ですね。勿論、人物としての表層においては、これは好きであれは嫌い、あれはいいけど、これはダメでしょ!というのがあります。
そういう自分がいるということについても、「それもよし!」となっているのですから、これはオールマイティなのです。これは、自己改善とは真反対な生き方なのです。
人物としての自分は、いつまでたってもちょっとしたことに腹を立てるし、下らないことで惨めな気持ちにもなるし、強そうな人がいれば怖いし、ずっと以前から何も変化してないのです。
ところが、その変化などしていない人物としての自分を、あるがままで「それもよし!」とやれるようになれば、自己改善の必要すらなくなってしまうのです。
ありのままで~♪という唄がこれほど人気を得た理由は、多くの人が自分自身のことを、あるがままでいいと思っていないからに違いありませんね。
エゴは、決して今の自分のままで満足してはいけないと、常にあなたに訴え続けてくるのですが、そんな声に耳を貸す代わりに、そのエゴの声に対してすら、「それもよし!」とやっていればいいのです。
今日から、いつでもどこでも、どんなことがあっても、「それもよし!」とやってあげて下さい。そして、それもよし、などとはどう考えたって思えない!という声に対しても、「それもよし!」とやればいいのです。
とてもシンプルです。簡単でしょ?え?こんなことやる気になれない?ならば、その気持ちについても、「それもよし!」でOKですよ。