活動自粛というのは、普段から活動的な生活をしている人にとってはなかなか辛いものがあるでしょうね。
自我というのは、何もすることがないと危険を感じるようにできているからです。退屈とか手持ち無沙汰というのは、その現れなのです。
私のような非活動的な人間であっても、一日中何もするなと言われれば、それはきっとシンドイことになるだろうと想像できます。
高校生の頃の友人が、一日に一回は外出しないと気分が悪くなると言っていたのを今思いだしました。
私にとっては当時まったく意味不明でした。というのも、私は小学生の頃に一度だけ、夏休みの間ほとんど外に出ずに過ごした経験があるからです。
子供としてはちょっと病んでるのかもと思われてもしかたがないのですが、本人としてはいたって平気だったのです。
外側で何が起きているかということへの興味と同じくらいに、自分の内的世界にも興味を持っていたのかもしれません。
だから意識が内側に向いていても退屈をせずに済んだのだと思います。今ピンチをチャンスに変える絶好のときです。
もしもこの週末、あなたの住んでいるエリアで外出の自粛要請が出たなら、じっくりと内側に意識を向ける練習をしてみて下さい。
コロナウイルスが鎮静化したころには、きっと何かが変わっているはずですよ。