今朝出かけるときに、家人に忘れ物はないの?と聞かれて、ないよ!と即答して家を出ました。そして、クルマのドアを開けようとしたその瞬間に、水着を持ってくるのを忘れたと気づいたのです。
でももう、部屋に取りに戻るというのが面倒だったために、今日は泳ぐのをやめようとそのときに決心したのです。実際、プールは凄く空いていて、ああ勿体ないことをしたなと後悔したのでした。
実は、家を出るときに何となく手持ち無沙汰というか、何か忘れているのではないかと言う感じはあったのですが、忘れ物がないかと聞かれて、ああ忘れてたというのが何となくシャクなので、ないよ!と即答してしまったのだと思うのです。
みなさんにも似たような経験がないでしょうか?何となく違和感を感じながらも、その感覚を無視しつつ行動を起こして、結果として何かを忘れていたといったようなことが…。
あの違和感というのは、忘れているよ!という心の声をかすかに聞いているということなのでしょうね。本当は忘れていることを、心の奥では知っているということです。
実は私自身は、なるべくどんな心の声も拾い上げて、受け止めるということを実践しているつもりなのですが、それにもかかわらずその声を無視してしまったのですね。
ただ一つ言い訳になるかもしれないのですが、今日は何だか泳ぎたくないという気持ちもあったのです。少し体調がすぐれないという感覚があったので。
そのために、泳がないという現実を作り出すために、わざと心の声を無視したのではないかという思いもあるのです。人の心というのは、本当に微妙なものですね。
これからも、私は自分の内側のかすかな声に聞き耳を立てながら、生活していこうと思っています。それが結局は自分を観照する、自分に意識を向けるということになるのです。
そのようにして、できるだけ一瞬一瞬に注意深く生きることこそが、気づきに繋がるということなのですね。