私のこれまでの人生において、人から相談を持ちかけられたことがほぼないのです。ほぼというのは、記憶ではたった一度だけあるからです。
それは忘れもしない会社員時代に、隣の部署の人から聞いて欲しいことがあると言われて、びっくりしたのです。
なぜびっくりしたかといえば、それまでに相談された経験が全くなかったからです。自分は相談とは無縁の人間だと思っていたので。
その相談の内容は、その部署に関する不満だったので、その人からすれば別の部署の人に聞くのが無難だったというだけの話でした。
なので、相談の相手としては本人と同じ部署の人でなければ、誰でもよかったのだと思います。
そしてその経験の後も、一度も相談されたことがありません。よほど自分は人望がないのかなと。
けれども、それだからこそこのセラピストという仕事が適しているのかもしれないと今では思えるのです。
私は今でも相談には乗りません。それはキャラではないし、それはセラピストの仕事とは無縁だからです。
質問にお答えするのは大好きですが、相談には乗ることはないのです。仮にクライアントさんから相談に乗って欲しいと言われても、癒しの方向へ転換するだけですね。