誰であれ自己イメージというものを持っています。自己イメージとは、自分はどんな存在なのかということへの答えのようなもの。
その自己イメージがどれだけ強烈に自分を縛り付けているのか、それを知ったらきっと驚嘆するに違いないのです。
たとえば、私は太っているという自己イメージを持っているとしたら、どれだけ客観的事実として痩せていたとしても、どうしても太っていると感じてしまうのです。
自分は醜悪だという自己イメージを持っているなら、どれほどの美男美女であれ鏡を見ることすらできないかもしれません。
つまり事実なんてものは、自己イメージにかかったら何の力も発揮できなくなってしまうくらい、私たちは自己イメージに取り込まれているのです。
そしてどんな自己イメージであれ、人生はその自己イメージに見合った現実がやってくるということです。やっぱりね、と思うような体験をするのです。
もしもあなたが次のような自己イメージを持っているとしたら、どういう人生が待っているかを考えてみてください。
⚪︎価値のない存在だ
⚪︎見捨てられる存在だ
⚪︎誰にも受け入れられない存在だ
人生は自己イメージが正しかったということを証明するかのようなものになっていくのですから、想像するに耐えられないですね。
ここで深い理解が必要なのは、自己イメージというのは成長過程で周囲にどんな自我を持った親がいたかで100%決まるということ。
自己イメージとは名ばかりで、自分のことなど現してなどいなかったということです。
それが腑に落ちたら、どんな自己イメージも自然とゴミ箱行きになるはずです。自己イメージから解放された人生は、想像できないくらい自由で自然なものになるでしょうね。