私たちの誰もが自我として生きています。それは避けようのないことなのですが、その代償は計り知れないくらいに大きなものです。
自我の根っこにあるものは、幼い頃に周りにいた大人たちによって作られてしまった自己イメージなのです。
それは全くもって本当の自己とは異なるものですが、それ以外の自己イメージを持つことができないために、それを後生大事にしてそれこそが自分だと信じ込むのです。
どんな自我を持った家族に囲まれて幼い頃を過ごしたか、それこそがどんな自己イメージを植えつけられたのかということを意味するのです。
もしも親に関心を持ってもらえないという感覚を受け取ってしまったら、それこそ大変な人生が待ち構えることになってしまいます。
なぜなら、関心を持ってもらえない自分というのは価値のない存在だという、途方も無い間違った信念を持ってしまうからです。
人生のどの時点からでもいいので、あなたがどんな自己イメージを持っていようと、そのすべてを嘘っぱちだと見破ることです。
自己イメージは自我のものであり、あなたの本質はそれとは全く異なるもの、純粋な意識なのだということに、気づくことが大切ですね。