普段から自分の内面を注意深く見つめている人は、自分のマインドの中にどんな人がいるのか気づいています。
天使のように清らかで、あまりにも素直すぎて傷つきやすい子もいるでしょう。その逆に貪欲で腹黒い子もいるのです。
いつも見つめ続けている人にとって、そんなことは当たり前のことになっていて、驚くようなことではないのです。
内面を見つめない人は、自分とはこういう人物だと決めつけてしまい、都合の悪い部分はないものとしてしまうのです。
そうなるとバランスが崩れてしまうのですね。なぜなら自分の内面をえこひいきしてしまうからです。
こうなると、逆に都合の悪い部分が露呈してしまうと、そこを責めてしまうことにもなるわけです。
つまり、自己否定をたくさんしている人、その反対に自分は正しくて悪いところはあまりないと思っている人。
このどちらの人も、自分をしっかり見つめていないのです。だからそうした偏った見方をしてしまうのです。
自分の内側を満遍なく、くまなく見る習慣を身につけることです。そうすれば、自己否定など興味がなくなるし、自分を正当化することもバカらしくなるはずです。
マインドの全体をしっかり見ることができたら、必ずあるがままのマインドを受け止めるようになるはずです。