昨日のブログで、苦悩する時というのは無意識の状態になっているということをお伝えしました。
これをもう少し詳しく解説してみたいと思います。よ〜く見つめてみると分かるのですが、私たちの苦悩というのは全て過去からやってくるということ。
物理的な痛みは今この瞬間にあるのですが、心理的な苦しみや悩みなどというのは、過去に感じたものを再現しているに過ぎないのです。
だからあなたが今十分に意識的であるなら、過去からやってくる苦悩に対してただ見守るということができるのです。
苦悩を見ていられるのなら、それは大したことはないレベルのものとして認識されるはずですね。
ところが過去に苦悩していた自分に今の自分が乗っ取られてしまったなら、その苦悩はとてつもなく大きなものとして感じられるでしょうね。
そしてその状態こそが無意識だということです。無意識なので、見守るというところに自力で復帰することはほぼ無理だと思って間違いありません。
見守るか乗っ取られるか、見守るのが意識的であり乗っ取られるときは無意識的なのです。そして乗っ取られてしまえば、苦しみは最大に感じてしまうのです。
大切なことは、乗っ取られてしまったら手立てがないので、乗っ取られないようにするために、日頃から意識的になって見守る練習を積んでおくことですね。