きっと多くの人々が、自分のこの意識というものは脳によって生み出されているに違いないと思い込んでいるのです。
私自身も脳がどのようにしてこの摩訶不思議な意識なるものを作り出しているのだろうかということが、最大のナゾだと思っていたのです。
脳が大前提と思っている人にとっては、意識と思考の区別が曖昧になってしまうのです。それはある意味仕方のないことですね。
けれどもある時から、その考え方が根底から覆ってしまったおかげで、意識と思考の区別が明確になったのです。
というよりも、その両者を比べることがあまりにも馬鹿馬鹿しいくらいに、意識は特別だとはっきり分かったのです。
すべてのものに意識が宿る、これも的を射た感じがしません。そうではなくて、本当は意識以外は何もないということ。
そして意識という無から、あらゆるものが立ち上がってくるのです。それがすべての現象を形作っているのです。
思考は単にあらゆる現象の中の一つに過ぎません。物質やエネルギーと何ら違いはないのです。
こうした気づきがやってきてくれたおかげで、いろいろなことが自分の中でスッキリしたのは確かですね。
神だとか愛、あるいは死だとか、非二元といったことが自分の中でこれ以上ないくらいにシンプルになったからです。
論理的な理解は思考の域を脱することができないので、すべてが複雑化してしまいますが、深く理解することができると、物事は本当にシンプルになるのです。
あなたはどちらがお好みですか?