人を恐れる意識

自分の心の奥底にずっと昔からある他人に対する恐れの気持ちをじ~っと見つめて言葉にしてみました。すると、次のようなものが浮かんできました。

・変な奴らばかり
・人相が怖いし、気持ち悪い
・何を考えてるのか分かったもんじゃない
・とにかく醜いし、怖い
・傷つけてきそう
・見下されている感じ
・危ない
・嫌いだし、必要ない
・何の役にも立たない

これはどう考えても、大人の自分ではないということがすぐに分かります。きっと、相当に幼い感じがしてきます。

この中で、他と異質なのが、「見下されてる感じ」というものですが、これだけほんの少し違う年齢の意識が言っている感じがします。

人に対してこんなことを感じているんだと少々びっくりすると同時に、確かに心のどこかにこういったものを抱えていると薄々知ってもいたと思うのです。

これでは、やさしい愛の気持ちなどあったものではありません。自分で書き出してみて、そして何度も眺めてみて気がついたことがあります。

それは、自分が苦手な気味の悪い虫、例えばムカデとかそういった類のものにもそのまま当てはまる言葉だということです。

「見下されている感じ」だけは例外ですが。ということは、かなり幼い自分は見ず知らずの大人たちのことをムカデと同じくらいいやがっているということです。

特に最後の、「何の役にも立たない」というのは、いる必要がないという、これ以上の否定はないというくらいの思いが見て取れます。

愛をもって周りの人を見つめるということをいくら実践していても、心の中にこういった気持ち悪い虫でも見るような意識がいるのなら、愛を使ううえで相当なブレーキになってしまうでしょうね。

しっかりこうした意識を受け止めて、それ自体を愛で包んで安心させてあげる必要があるということを改めて気づかされました。