怒鳴り合いも必要

夕べ久しぶりにはっきりと内容を覚えている夢を見ました。それは、どこか公共の施設へ何かの資料を提出しに行く夢なのですが。

そこで、とても理不尽きわまりない言いがかりをつけられて、その提出物を受理してはもらえないという事態になるという内容でした。

その係りの年配の男性の顔を今でも覚えていますが、その人に対して自分がものすごい勢いで不満をぶつけているのです。

しばらく自分とその男性との怒鳴り合いのようなやりとりがあって、最後には自分がある程度折れて相手のいいなりに書類を修正することで、ようやく受理されたのです。

一応それで安心した自分は、やっぱり怒りが収まらないようで、帰り際に来週もう一度来るからその時にこの件をもう一度はっきりさせようと言って帰るのでした。

この一連の流れを体験しつつ、自分の本心としては冷静でしかもそのやりとりを若干楽しんでいると感じている心の部分があったのです。

その冷静な意識は、怒って相手に大声で意見をしている自分が、まだまだ誰かに文句を言いたいということなんだなと分析しているのです。

目が覚めた後も、その気持ちは残っていたのですが、本当のところは怒っているというよりも、そうした言い合いを楽しんでいる自分を実感したのです。

誰かと何の遠慮もなしに、議論をしたい自分がいるということですね。そういえば、最近会社員の頃のように、異なる意見を持つ人と議論するということがなくなりました。

実はその夢の最後の場面では、帰り際に振り向いてその男性に「ありがとうございました!」と言っている自分がいました。

やっぱりその時間を楽しんだだけだったのかもしれないなと。人は自分と違う考え方や違う意見を持つ人ともしっかり話し合うということも必要なんですね。