思考が創り出した幻想

あなたの思考すべてが、あなたとあなたの生を創りだしていることがわかる。それらがあなたの地獄を創りだし、あなたの天国を創りだす。それらがあなたの惨めさを創りだし、あなたの喜びを創りだす。いずれも幻想だ–苦痛と快楽、甘美な夢と悪夢、いずれも幻想だ。

by osho

↑この言葉をよくよく噛みしめなければなりません。思考が、あなたという個人の存在と、あなたが生きている人生を創り出していると言っているのです。

これが本当なら(実際本当なのですが)何が起きようと、自分以外の誰かのせいにすることはできないと理解することです。

毎日が地獄のようであれば、その地獄の創造者はあなた自身であり、逆に生が天国だと感じるなら、それもあなたが創り出したものだということです。

惨めさも喜びも、共にあなたの思考が創り出したものなので、幻想に過ぎないと言っているのですね。

ところが、わたしたちにとってはそれらはすべて現実のもののように感じるのです。勝手に惨めさはやってくるし、喜びも外側からやってくるのだと。

すべての物語とその演出は思考によって創られたことを、一体どうやって見抜けばいいのでしょうか?

たとえば、今の地球からすべての人間が消えたとして、そこでひどい地震や台風、津波などの天変地異が起きたとしても、それはただそのように起きるだけなのです。

あなたがそこにいなければ、あなたがその津波に恐怖を感じたり、ひどいことが起きていると認識しなければ、そこにはどんな物語性もないのです。

起きることはこれから先も継続してただ起き続けるだけ。あなたの思考がそれを好き勝手な物語へと創りあげているだけだということです。

そこには悲劇も喜劇も何も実在しないのです。それを少しでも見抜くことができたら、気楽さがその分だけやってきてくれるでしょうね。

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