意識が習慣から解放させる

「なくて七癖」ということわざがありますが、どんな人でも多かれ少なかれ癖を持っているものだという意味ですね。

癖というのは、習慣という言葉で置き換えることもできます。私たちの潜在意識の中には、相当数の習慣がすでに出来上がっています。

習慣というのは便利なものです。いちいち考えなくても、勝手に身体が動いてしまったりするのですから。

私自身の自覚でも、何かしらの一連の動作を習慣化してしまう傾向が強いのです。歯ブラシのプロセス、お風呂に入ってから出てくるまでのプロセス。

その他あらゆる日常的な動作を習慣化してしまっているのを知っています。これはある意味で自我の特性とも言えるのです。

習慣を使えば、意識的にならなくても自動運転のように生きていけるため、真実に気づきにくくなるので無意識が好きな自我には都合がいいのです。

そして一度出来上がった習慣を変えたり、やめてしまうことはそれなりに難しいのです。それも無意識のなせる技ですね。

でも逆に言えば、意識的になることで習慣を比較的たやすく変えていくことが可能だということになります。

元々左利きの私は、歯ブラシ後に口をすすぐ時には左手でコップを持つ習慣があって、そんなのは一生変わらないだろうと思っていたのです。

けれども、左手の薬指がバネ指という腱鞘炎になった時、仕方なく右手でコップを持つようにしたのですが、腱鞘炎が治った今でも右手を使っています。

他にも意識的であるようにしたことで変えることができた習慣はたくさんあります。どれほどしつこい習慣であろうと、意識的であれば変えていけるのです。

徹底的に意識的であろうとするなら、あらゆる習慣から解放されていくことでしょうね。あとは実践あるのみです。

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