擬人化に興味がない

何年か前のことですが、知り合いの男性があるときポツッと、「神はいると思うんだけどなぁ」と呟いているのを聞いたことがあるのです。

独り言のようでいて、それでも周りにいた数人に聞こえるように言ったのだと記憶しています。

彼は、クリスチャンでとても真面目に教会関連の集会などに赴き、いろいろなボランティア活動などもこなす、ナイスガイなのです。

その時の私の反応はというと、「……」でした。というのも、肯定も否定もなくて、ただ言葉を見つけられずにいたというのが正直なところ。

本当はちょっとしたショックというか、こんなに身近なところにまだもって神を擬人化してる人がいるんだなと知って、びっくりしたのです。

私はどうも擬人化というのが苦手のようで、子供の頃から神をどこかにいる偉大な人物のように例えるのを聞くと、馬鹿馬鹿しいと感じていたのです。

それもあってか、仏像などにもこれといった興味がなく、もちろん芸術作品的な見方はできるのですが、それは仏とは何の関係もないと見なすのです。

お寺の奥に御本尊が鎮座ましましている姿を見ても、なんだか偉そうな感じはしても、そこにどんなご利益も感じないのです。

バチが当たると怒られそうですが、それは仕方がない。ただただ興味がないということですね。

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