激しい感情放出は身体が痺れる

今やデトックスという言葉が、ごく普通に使われるようになっていますが、いわゆる毒出しのことですね。温泉に浸かってのんびりするだけでも、身体は毒出しを始めてくれます。

身体が自動的にやってくれる毒出しには、身体そのものに溜まった毒の排出だけでなく、精神的な毒についても同様にして、身体はデトックスしてくれることをご存じですか?

催眠療法のセッション中に、一度に大量の感情エネルギーを放出すると、体質や場合にもよるのですが、身体がそれに反応してデトックスを手伝ってくれるのです。

それを経験した人は、誰もが一様に手足が痺れてきて、感覚がおかしくなってしまったと表現します。心が激しくデトックスするさいに、身体が健気にもその毒出し作業の一部を手伝ってくれるのです。

そのときには、身体の末端である手足の痺れを感じるのです。症状がひどくなると、セッション用のリクライニングチェアから立てなくなることも珍しくありません。

そういう場合には、とりあえずトイレに歩いていけるかどうかを見させてもらっています。ご本人は大丈夫というのが常なのですが、少しも大丈夫ではない場合が多いからです。

トイレにも行けない状態で、歩いて帰ることができるわけないですからね。手足は言うに及ばず、歩けない場合にはその痺れが全身にわたっているはずなのです。

私は、あるセミナーで瞑想中に全身が痺れてしまって、どうしようもなくなった経験があります。その時には、手足から始まった痺れが、頬に来て、お腹などの胴体の部分にまで及んでいました。

勿論、単に瞑想状態が理由でそうなったのではなくて、結果として潜在意識と繋がることによる感情の放出があったからなのです。

身体は痺れるだけではなくて、ようく観察してあげてると、微妙に振動している場合があることに気づきます。その振動はとても心地よいものです。

あなたの身体とは、何と素晴らしい機能を持っているのでしょうね。身体が痺れて、振動して毒出しをしてくれたなら、心から身体にありがとうの気持ちを伝えてあげて下さいね。

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