これはクライアントさんあるあるなのですが、癒しが進んでくるともう私は大丈夫、以前と同じ轍は踏まないと思うのです。
ところが、実は条件さえ整えばまたかつての自分が顔を出すことはいくらでもあるのです。
たとえば、もう平気だろうと思って久しぶりにあの辛い記憶のある実家に帰省してみるのです。そうすると場合によっては半日ももたない。
その理由は、あの頃辛い思いをして生きていたあの当時の自分が、実家のエネルギーや家族と対面することで、活性化してしまうからです。
そうなると、大人の自分は過去の自分の気持ちや感情に呑み込まれてしまうため、どうしようもなくなって、ほうほうの体で帰ってくることになるのです。
癒しが進んだからといって、かつての自分が消えてなくなってしまうわけではないということです。
それは確かに小さくなってはくれるのですが、確実に残っているのです。それを知らないでいると、なんだ癒しが進んでなかったと勘違いしてしまうことになるのです。
どんな自分でも消えてなくなるということはありません。顔を出さなくなったとしても、マインドの奥でひっそりと小さくなっているだけなのです。
癒されてくると、過去の自分を使わなくなっていくというだけなのだと理解することですね。
そしていつもマインドの中にいるあらゆる過去の自分の存在に気づいていてあげることが大事ですね。