母親の中に棲んでいる小さな女の子

最近このブログで、老いて短期記憶がなくなってしまった母親のことをときどき書くようになったのですが、今日もその関連のことです。

どういうわけか、夜寝てから朝起きるまでの間に何度も何度も目が覚めて、その度にトイレに行ったり台所に行ったりするようになったのです。

なんだか家の中を徘徊しているような感じです。どんな薬を服用させても、一向に効果が出ないので困ったなと。

足腰が弱ってきていて、家の中の移動も手摺り伝いにしか歩くことができなくなっているので、夜中の行動が気になっているのです。

実際に何度も転んだり、尻餅をついて立てなくなったりしているので、心配で監視カメラを設置して夜の行動を見るようにしていたのです。

そんな中、母親から不安で仕方がないのは一人で暮らしているからだと言われてしまい、二階には私たち夫婦がいるのですが、一階は私独りだと。

それで私は一階の元父親の部屋に引っ越しをすることにしたのです。何かあったらすぐに行ってあげられるし、何よりもこれで独り暮らしじゃないよと言えます。

実際昨夜は、私のところにいつもの不安を持ってやってきてくれました。夜は人格が違うので、小さな子供に対峙するような感じになります。

不安と心配の中身を聞いてあげて、こちらからは安心の材料を伝えてあげることで、安心して眠りに戻ってくれるのです。

これまで隠されてきた母親の潜在意識の中にいた幼い女の子の人格が、今頃になって出てきてくれているんだなと思うと、ちょっと愛しい感じもしますね。