健康なマインドなどない

この世界は腐敗していない。この世界には神が充満している–。あるいは仏陀の言葉で言うなら、無が満ちている。それは同じだ。もし何かが腐っているとすれば、それはあなたのマインドだ。そのとおりだ、腐敗したマインドで愛を見出すことはひじょうにむずかしい。

by osho

↑上の表現で「腐敗したマインド」というのがありますが、「病んだマインド」と言い換えてもいいのです。

そしてもっと正確に言えば、病んでないマインドというものはありません。「マインド=病んだ内面」だからです。

マインドとは分裂している内面のことです。マインドというのは、自分は個人として存在していて、外側の世界とは分離しているという思考がベースなのです。

これは真実ではないので、虚偽を信じている思考がベースということになるのです。だからマインドというのはすべて病んでいるというわけです。

ただし、そのように正常に病んでいるか、あるいは異常に病んでいるのかというのは個々のマインドによって違いがあるのです。

異常に(深く)病んだマインドとは、その発育状態において充分な安心感を与えてもらえずにいたマインドなのです。

不安や孤独感が強すぎると、自己防衛も過大となるためにマインドはその病みを大きくしていってしまうのです。

けれども、所詮はマインドについての話しであって、私たちの本質はマインドではありません。問題は、マインドとの自己同化に気付くかどうかということですね。

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