目覚めたら自我は粉々になる

あなたは目覚めなければならない。目を覚ましているのは骨が折れる。なぜなら数知れぬ夢が打ち砕かれるからだ。

しかも、これらの夢には、あなたのあらゆる喜び、いわゆる野心や成功のすべてがからんでいる。

まさにあなたの自我全体がからんでいる。その自我がこなごなになる。

by osho

なぜ osho は、「目覚めなければならない」というのでしょうか?自我が粉々になるなら、別に目覚めなくてもいいのではないか。

本当は、目覚めなければならないのではなく、いずれは目覚めることになるのです。それは夜寝ている間に見る夢と同じなのです。

その夢の内容がどんなものであれ、いずれは朝が来て眼が覚めるのです。目覚めなければならないと osho が言う理由はたった一つ。

それは、悪夢にうなされている人がいたら、それはただの夢だから早く覚めなさいと言いたくなるのと同じなのです。

人生という夢物語は、楽しい時も嬉しいときもあるけれど、所詮は悪夢なのです。なぜなら自分の本質を忘れて、自我として戦う夢だからです。

自我こそが悪夢を作っている張本人なのです。けれども、自我はそんなことを認めるはずはありません。

自分は与えられた環境で精一杯頑張って、より良い人生にしようと戦っているだけだと言うでしょう。

もしもすべての人々が目覚めて、自我から離れて日々を過ごすようになったら、人生というまやかしは消えて、実在がその姿を顕すことになるのですね。

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