親の言うことが何となく変だなと感じているものの、それでもやっぱりそう感じてしまう自分の方がおかしいのかもしれないと、そうやって自分を疑ってしまうことはありませんか?
子供をコントロールしようとする親に育てられてしまうと、何かと親から押し付けられてしまうのです。人間は本能的に自由を好む性質があるので、押し付けられると不満を感じるのです。
その押し付けは、したくないことをするように言われたり、逆にしたいことをしないように言われたり、あるいは親の正しさを押し付けられたりするのです。
幼いころは、それでも親の言いなりになってしまうのですが、ある程度知恵がついてくると、何だか親の押し付けて来る正しさに違和感を覚えるようになるのです。
けれども、その時にはもうすでに親は正しくて、自分は間違っているという洗脳が進んでしまっているために、冒頭書いたようにやっぱり自分の方が間違っているのかもと思ってしまうというわけです。
親との会話において、自分の方が間違っているのかもと感じることがあるとしたら、それは間違いなく親からの正しさの押し付けを経験してきた結果だと理解することです。
なぜなら、真っ当な親に育てられたなら、彼らはあなたに親の正しさを押し付ける代わりに、あなた自身が自分の正しさはこうだと言えるように仕向けてくれるはずだからです。
その場合には、自分の正しさに自信が持てないということにはならないはずなのです。自分がおかしいのかもと感じるのなら、自分を信頼できてない証拠です。
その状態のままでは、どう頑張ったところで人生を喜びを持って生きることはできなくなってしまうでしょうね。自分を信頼できるように、癒しを進めて行く必要があるということです。