意識と思考の違いを明確にする

人によっては、このブログの内容が分かりづらいと感じることがあるかもしれません。それは、一つに意識と思考の違いに気づいていないということが挙げられます。

ブログは文章による表現なので、当然のこと思考によって顕されているものですが、その思考を使って意識を表現しようとするので、そこにはおのずと無理があるのです。

「人生」という場合、すでに思考が動いています。思考を使わなければ、そもそも人生などというものは存在しないのですから。

人生という物語を紡ぎ出しているのは思考なのです。その思考の中にのみ、価値とか意味とか、あるいは意義や目的といった観念があるのです。

本当は、過去や未来というものでさえ観念でしかありません。あまりにも、思考の中にばかりいることになった結果、そういった観念を真実と勘違いするようになってしまうのです。

思考の中にあっても、ただ見るということを訓練することによって、思考と思考の狭間にある意識に気づくことができるようになるのです。

意識に気づくことができると、それだけで一種独特の感覚がやってくるようになります。何の理由もない深い安心感のようなもの。

意識は気づきであり、静寂であり、全体性でもあるということがなぜか分かってくるのです。それには、どんな理屈もありません。

このような気づきと共に在る時間をなるべく増やすことで、より意識的でいることができるようになるのです。そうなったら、このブログの内容が難しいとは感じなくなるでしょうね。