外側からの毒と内側に溜めた毒

自己否定の感覚が強いまま大人になってしまうと、自分の存在に対しての価値に気づけないために、自分を粗末に扱うようになってしまう可能性があります。

たとえば、自分の身体のことをケアする気持ちがなくて、具合が悪かったりしてもあまり気にせずに無理をさせたりしてしまうのです。

身体にいいとされる食事などには全然興味を持てなくて、ジャンクフードばかりを夜食に食べるなどということもあったりするのです。

それでも少しずつ癒しを進めていくと、自分の身体を気遣う気持ちが芽生えてきます。自分の身体が喜ぶような食事をするようになったり、体調に気配りできるようになるのです。

それはとても素晴らしいことですね。けれども、その段階で癒しを進めなくなってしまうなら、もっと大事なことには気づけなくなってしまうのです。

食事に気を付けるのは、外側から毒が入って来ないように注意することですが、その毒に比べて内側に蓄えたマインドの毒は遥かに強大なものなのです。

内面の毒をそのままにしておくなら、どれだけ食事に気を付けてあげたとしても、効果は薄いと言わざるを得ないのです。

内面の毒は、時として身体へと投げられて、血液中に入り込んだり、ガンやその他の重篤な病気を引き起こす原因ともなるのです。

身体への気遣いはそのまま続けながら、それを内面へと広げていくことです。内面の毒を味わって溶かしていくことができれば、おのずと身体も健康になっていくのですから。