シミュレーションの中で生きている?

イーロンマスクという人を知っていますか?世界最大の起業家と言われている人物です。私は、高性能な電気自動車を世に送り出したテスラ・モーターズの生みの親ということで知っていました。

アメリカの大手自動車会社が諦めてしまった電気自動車を実用レベルにまで仕立て上げた人ですね。クルマは大手会社しか製造できないと思っていたのに…。

そればかりか、彼は PayPal を起業したり、最近では人類を火星に送り込むための会社を作ったり、とにかく誰もが難しいと思うことを実現してしまう人らしいです。

その彼が、「私たちが現実世界の中で生きている可能性は10億分の1程度に過ぎない」といったことを言っているそうです。

彼は、「シミュレーションの中で生きている」という表現を使っているようですが、シミュレーションとは思考だということですね。

つまり、この世界は思考が作った世界だと言いたいのかもしれません。表現方法は違いますが、このブログでいつも言っているこの世界は物語だというのと同じです。

起業家だということで、だれよりも現実的な人物だと思うのですが、きっとどこまでも物事を突き詰めて考えることで、そういった結論に至ったのでしょう。

いろんなジャンルで活躍している人が、こうしたことをさりげなく表現してくれると、人類全体の認識レベルにも影響を与えることになるかもしれないですね。