期待せずに待つ

それを握りしめようとするのはやめなさい。握りしめようとするその努力そのものを落とすのだ。それがあなたのなかに入ってくるのを許しなさい。それに心を開き、傷つきやすくなりなさい。<彼>にあなたを捉えさせなさい。<彼>にあなたを乗っ取らせなさい–。彼を所有しようとしてはならない。

by osho

自我の特徴は、能動的であることです。自分の活動を通して、目的地へと到達しようとするのです。

ただ時として受動的に見える場合もありますが、それは単に恐怖から逃れようとするからなのです。

恐怖が小さければ、自分の手柄が欲しいので能動的になります。だから待つことが苦手なのです。私の自我もご多分に漏れず、待つのがすごく苦手です。

↑握り締めようとする努力というのは、能動的なことを指すのですが、それを落としなさいと言っているのですね。

ただ待つというのは、心を開き、期待せずにいて、傷つきやすい状態であることを指すのです。

受動的になるということです。自我である自分にできるのは、準備をすること。その後はただ待つのです。

自分の努力で寝入ることができないように、自分の力で覚醒することもできません。瞑想するのは、彼がノックしたことに気づくための準備なのです。

期待せずに待つのは自我にとっては本当に難しいですね。