自己イメージを見つけるには

あなたはどんな自己イメージを持っていますか?と聞かれたら、その答えを得るために私たちはこれまで生きてきた記憶を辿るのです。

どんなことが自分の身に降りかかったのか、自分の性格はどんなものでどういった傾向を強く持っているのかを思い出そうとするのです。

そういったことも確かに自己イメージの一部を担っているのですが、もっと明確に自己イメージを見つける良い方法があるのです。

それは、自分が自分のことをどう思っているのかではなく、自分は周囲の人々からどんな人間だと見られている、と感じているかを思い出すのです。

それこそが自己イメージの中心となるものなのです。要するに、自己イメージというのは実体のあるものではありません。

そして人からこう思われているに違いないというのも、それが事実かどうかを本当に知ることはできないのです。

結局、そう思われていると自分が思っていることが、自己イメージを作り上げているのだということを理解することです。

そしてその自己イメージがどんなものであれ、そのすべてが嘘だということをしっかり見抜くことです。それが人生を変えることになるのですから。